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岩手入り。やっと新花巻駅に到着した。
銀河鉄道のアーチをくぐり宿へ向かう。
早朝、静岡を出発し新花巻駅に到着したのは21時近く。今夜の宿は新花巻駅から徒歩7分のケンジの宿 本館。
駅近で素泊まり3,000円は有難い。直前まで満室だったが運よく空きが出て予約が取れた。この日はたまたまツインルームだった。
本当は岩手入りする前に何処かで1泊しようと思ったけど、1名で駅から歩ける距離で、しかも安くて落ち着けそうな宿はなかなか見つからず、結局静岡から岩手までノンストップでやってきてしまった。盛岡の格安ホテルはすでに満室だったから、多少交通の便は悪いが新花巻で1泊することにした。
おひとりさまの宿泊はお金がかかりますね!ドミトリーとかカプセルホテルも考えたけど、やっぱり夜間頻尿のおばちんにはハードル高いです……。皆様の睡眠の妨げになっては申し訳ないので今回は見送ることに。
チェックインしてすぐお風呂に入り、仙台駅で買ったパンとセブンで買ったバナナで夕食を済ませる。朝食も同じ。サバ缶は結局食べなかった。
翌朝、のんびりと朝食を取り、身支度をしていたその時、ルーターがないことに気付く。ないないないっ!どこにもないっ!!!
ゆったりと流れていた時間が急変、一気に青ざめるおばちんです。余裕をもって早起きしたのになんてこった。
部屋中を隈なく探し回ったら、ルーターはベッドの下に落ちていた。サイドテーブルに置いていたのがなんかの拍子で床に落ちてしまったらしい。
女将さんに挨拶し、慌ただしく宿を出た。そして間に合わないとわかっていながらも新花巻駅へ走って向かった。電車が遅れることだってあるしね!!
しかし、そんな願いも虚しく、JR釜石線のホームは静まり返っていた。そんなに都合よく遅延するわけがない。
次の電車は1時間後だ。
どうしよう。盛岡駅発、龍泉洞行きのバスに間に合わない。
迷った挙句、新幹線で盛岡まで向かうことにした。何たる失態!760円で盛岡まで行けたのに1,530円もかかってしまったじゃないかっ!!朝からどんよりしてしまったが、この経験は次に活かされることだろう。前向きに考えよう。
ケンジの宿は素泊まり3,000円(最安2,900円)と格安ながらも駅近で小ぎれいだし、オススメです。ただ、セブンイレブンが近くにあるだけで、それ以外は何もなく、夜は真っ暗なので気を付けてね。おばちんはコケそうになりました。
青森ヒバを使用したお風呂は時間制の貸切でチェックイン時に希望時間を聞かれます。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ドライヤーなどは一通り揃っていて、部屋にはバスタオル、フェイスタオル、パジャマ、歯ブラシが用意されている。素泊まりなのにパジャマまで揃っているなんて、ちょっと感動した。
1Fレストランにはフリードリンクスペースが有り、水や温かいお茶、インスタントコーヒーが自由に頂けます。
そしてもちろんWi-Fi完備。
部屋にあったミニ冷蔵庫は音が気になったので結局使わなかった。トイレは共同。
ご主人も女将さんも感じが良く、ケンジの宿は申し分ない宿だった。
ただ、向かいの部屋に泊まった男性が深夜1時過ぎまでずっと大きな声でひとりごとを言っていて、なかなか寝付けなかった。もちろん耳栓はしていたのだけど、それでも聞こえるくらい大きな声だった。
そういえば熱海海上花火大会の時もすぐ後ろに座った男性がずっとひとりごとを言っていて気味が悪かった。地を這うような低い声。あの時の声色と似ている。花火大会の時は席を移動して事なきを得たけど部屋は移動するわけにはいかない。
おばちんには変な人を引き寄せてしまう何かがあるのかな?
宿はオススメ。快適な時間を過ごせるかどうかは客次第ですな。
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