とうとう最後の旅となってしまった。
そういえば暫く海を見ていない。久しぶりに海へ行きたくなった。
ということで5回目の旅は相模湾を望む海が見える駅、JR東海道本線 根府川駅でぶらり途中下車の旅。
赤い瓦屋根の小さな無人駅。
乗客はみな簡易Suica改札機にICカードをかざしていた。しかし、おばちゃんは青春18きっぷなので、ICカードをかざすことも切符入れに切符を入れることもしない。ポケットに両手を突っ込んだままなにもせずそのまま駅を出た。
キセル乗車だと思われなかっただろうか?少し不安である。
駅を出て、海の見える郵便局の方へ進む。
海に向かう途中に釈迦堂へ寄った。
白糸川と桜
釈迦堂
階段で地下へ下りる。
大正12年(1923)、関東大震災でこの付近一帯が埋没した。しかし釈迦堂だけは奇跡的に全くの無傷だったことから、霊験ありと多くの参詣者が訪れる。
桜と白糸川橋梁。
絵になるな~。
誰もいないこの場所でひとり花見をした。
一人静かに美しい桜を眺め、しみじみ春を感じる。贅沢だな。
海岸へ辿り着いた。ここも誰もいない。
ザッバーン!
まだ冷たいのかな?波打ち際まで行きたいけれど、磯浜なので歩きづらい。転ばないように慎重に。
ぎゃっ!!
フナムシがびっしり......。残念だけどこれ以上は進めないや。
少し下がって座り心地の良さそうな石を探して座った。20分程ただ海を眺めていた。
みかん畑へ続く小径がなんだか凄くかわいい。
階段。
根府川駅へ戻る。
さて、青春18きっぷ最終日の目的地へ向かうとするか。