20代は荷物が本当に少なくて、6畳のワンルームで十分暮らせた。収納は半間のクローゼットのみ。それでも十分収まった。
ロフトで寝ていたから、床にはなにも置いてなかった。
あっ、当時はテレビを所有していたんだった。29インチのブラウン管テレビだけが、なにもない部屋に物凄い存在感を放っていた。
今思えば20代の頃はミニマリストだった。
通勤着は3セットしか持ってなくて、月火水と3日間着たら、木金は月火に着たものをまた着る。その繰り返しだった。
部屋にはミニ冷蔵庫が付いていたし、大きな荷物と言えば洗濯機とテレビくらいかな?だから引越しは楽ちんだったし安く済んだ。いつも赤帽に頼んで8,000円くらいで済ませていた。しかも助手席に乗せてくれたから交通費もかからなかったし、引越し屋さんより早く新居へ到着しなければと焦る必要もなかった。
作業員1名というのも安さの理由だ。その代わり1名助手を手配して下さいと言われた。
当日、
作業員 えっと、助手の方は......。
おばちん あっ、助手は私です......。
作業員 ......。
作業員さんはちょっと戸惑っていたけど問題なく引越しできた。なるべく負担をかけないようにテキパキと働く。ダンボールは殆どおばちんが運んだ。まぁ、申し訳なかったけどね。助手が男性だったら作業員さんももっと楽だったろうし。あの時はごめんね、ホント。まぁ、ここで詫てもどうにもならないんだけどさっ。
今は流石に助手はできない。大きな荷物が増えたし、自分も年を取った。
あの頃のようにもう少し身軽になりたいな。
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