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トントン、バタバタ、なにやら家の中が騒々しい。
暫くして音は止んだ。そして布団に体長2.5㎝、緑の甲虫が止まっていた。
君は一体ナニモノ？
おばちんは早速調べた。
どうやらコガネムシ科のアオドウガネという虫らしい。
地域や住まいが変われば虫も変わる。今まではお目にかかることのなかった虫だ。
集合住宅では滅多に遭遇しないヤモリやニホントカゲの幼体も何度か。いつも玄関のドアを開けた瞬間に出くわすから、ヒィ～～ッと叫んでしまいそうになる。
ヤモリがドアの上からポトッて落ちてきたり、ニホントカゲの幼体がドアを開けたとたんに物凄い勢いで玄関に侵入してきたり......。ニホントカゲの幼体は尻尾がメタリックブルーでとても美しいのだけど、やっぱり家の中には入ってきてほしくない。
玄関でなんとか食い止めたかったから、傘の先っちょでトントンと床を叩いて出口まで誘導した。後になって追い出す前に撮影すればよかったなぁ～なんて思ったけど、あの時はそんな余裕はなかった。外で見るぶんにはイイけど、焦るよね、やっぱ。
しかし、メタリックブルーの尻尾、キレイだったな～。
幼いおばちんのお尻もちょっぴり青かったけど、ニホントカゲの幼体のようには美しくはなかった。
虫や動物はカラフルでホント美しいよね！
人間とはなんて地味な生き物なんだろう......。
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