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湯田中駅から特急ゆけむり のんびり号に乗って長野駅へ。長野駅からは青春18きっぷを使って帰る。
JR篠ノ井線 姨捨駅の車窓から。
隣席の方が、
「日本三大車窓の1つに数えられ、日本有数の絶景って書いてるけど、これが絶景?どのあたりが?まぁ、よくわかんないけど折角だから写真撮っとくか。」
とスマホを見ながらお連れの方に話していた。
うーむ、確かに。これが絶景?今回の旅でこれ以上に素晴らしい風景をたくさん見てきたから、なんかピンとこない。おばちんもよくわからなかったけど、暫く電車が止まっていたので取り合えずパチリ。
あの山が姨捨山なのだろうか?昔は60歳になったらあの山へ捨てられたんだよなぁ。後10年で60になるおばちんは決して他人事とは思えなかった。
でも結局、(知恵のある)年寄はありがたい存在だと気付き、そんな年寄を捨ててはならないってことになって、ハッピーエンドで終わるんだよね。伝説では。
これからの日本を思うと色々考えないわけにはいかなかった。
話を元に戻すけど、姨捨駅をちょっと過ぎたところで電車が暫く停車したの。そしたら今度はいきなりバックし始めて......。な、何事!!車内は騒然となった。
姨捨駅のホームにカップルがいるのを見て、
「あー、乗り遅れた人の為に戻ったのね。へぇー、親切だねぇ~。」
なんて会話が聞こえた。更に、
「あれ?さっきすれ違った電車が今度は下を走ってるよぉー!」
なんて声も。
立っている人には一部始終が見えていて、その人達の話を聞くたびに振り返っては外を眺めた。なんだか凄く不思議な体験だった。
で、帰宅後調べたら、鉄道ファンにはお馴染みのスイッチバックというやつだったらしい。
スイッチバックとは急勾配を登坂するためにとられた運転形式。
参考:東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
日本三大車窓よりスイッチバックの方が記憶に残ってる。なかなか楽しい体験だった。
乗り換えのため茅野駅で下車。
茅野駅構内に地場産野菜が並んでいた。
余裕があれば、標高日本一の体験味噌蔵 丸井伊藤商店へ行きたかったのだけど、残念ながら少し時間が足りなかった。
天然醸造の味噌蔵見学や味噌づくり体験、そしてなにより興味深いのは貧乏神神社が併設されていること。焼味噌好きの貧乏神様は災いを福に変える、プラス思考の神様なのだ!!
貧棒でご神木を3回たたき、3回蹴飛ばし、豆を投げつけるというのが貧乏神神社での作法。
おばちんも貧乏神を撃退するために参拝したかった......。
丸井伊藤商店は諦めて、駅の休憩室で昼食をとった。
渋温泉 小古井菓子店で買ったクリームパンと温泉まんぢゅう。そして今朝の残りのバゲットときゅうり1本。
子供の頃食べたクリームパンを思い出す。懐かしい味がした。
茅野駅から中央本線(塩山行)に乗り換え、あと数分で甲府駅に到着。そんな時だった。
「只今、右手にキレイな虹が見えます。宜しければご覧ください。」
とアナウンスが流れた。
急いで席を立ち、右の窓から外を眺めた。そこには今までに見たことのない大きな虹があった。
すぐに建物に隠れてしまって一瞬だったけど、キレイな虹だったなぁ。
粋な計らい。イカした車掌さん、思い出をサンキュー。
次の乗換駅、甲府駅では1時間弱時間があったので、甲府夢小路を散歩しながらサドヤワイナリーへ向かう。
和カフェ 黒蜜庵 きなこ亭。
信玄餅でおなじみの桔梗屋が運営するカフェ。
桔梗信玄ソフトがちょっと気になる......。
サドヤワイナリー到着!
ショップでワインを一通り眺めた後にソフトクリームを食べた。ワインのテイスティングも60mlで200円だったから少し迷ったのだけど、真っ赤な顔して電車に乗るわけにはいかないから諦めた。
桃か巨峰かで凄く悩んだ。お店の方から、
「桃は果肉が入っていて甘め、巨峰はさっぱりしてます。」
とアドバイスを頂き、甘過ぎるのは苦手だから巨峰にしようかと思いつつ、果肉入りに惹かれたのと、桃のソフトクリームを食べたことがなかったから桃を選んだ。
本当だ。甘い!
桃のソフトクリームはおばちんにはちょっと甘過ぎました。
サドヤワイナリーでは地下セラーの見学ツアー(予約制)も行っています。40分程度で試飲も出来て、たったの500円!やすっ!!
甲州夢小路の甲州ワイン蔵でもテイスティングが出来ます。
ハーフサイズは216円と良心的な価格!
もうちょっとお酒が強かったらテイスティングしたかったなぁ。
おばちんは身延線の車窓からの風景が大好きなんです。富士川と霧のかかった山々が本当に美しかった。
青春18きっぷの旅も今日でおしまい。楽しい夏の思い出が一つ増えました。
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